商標登録.jp > 商標登録.jp通信 2008年01月20日

有料リンクは駄目で相互リンクはいいのか?

Google、「有料リンク(Paid Links)がなぜいけないか」を明確に説明との記事がありました。
検索エンジンのgoogleが、被リンクを有料で提供することに対し、検索結果順位へのペナルティを与えるというものです。

「いかなるリンクであっても、金銭によって獲得したリンクは、関連性や権威、実力に基づかない、偽の人気を作り出すし(不正確さ)、また、金銭によって獲得したリンクを許容することはお金がたくさんある企業ほど自然検索(Organic Search)において有利なポジションを得ることになり、不公平が生じる」という理由です。

しかしながら、googleのこの方針についての私の考えをいえば、有料リンクであっても、有益なリンクかどうかを検索エンジン側で判定できればいいことで、それができないという問題が露呈されているのです。
ウェブサイトの数が現在ほど多くなく、ましてやブログや各種のソーシャルメディアのような半ば自動的にページを作成できるツールがなかった時代、手作業でリンクを張り合って、ウェブサイトを紹介することが広く行われてきました。
検索エンジンの仕様が、いまだにその時代の名残から抜けられないところに、すでに限界が見えてきています。

そのため、いまだに、ウェブサイトのコンテンツの内容や量よりも、関連のないウェブサイトからの被リンクを大量に集めるだけで、検索結果の上位を占める例が多数見受けられます。
ところが、有料リンクが駄目だとすれば、こうした個人サイトや中小サイト同士の、検索エンジン対策のためだけの相互リンクは、なぜ問題とされないのでしょうか?
単に検索エンジンが、リンク元のウェブサイトの内容と、リンク先のウェブサイトの内容とを、現状ではうまく解析できていないということだと私は考えます。

有料広告を集められるウェブサイトは、閲覧者数も多く、知名度もあって、広告を掲載してリンクを張ることの対価として、たとえば10万円をもらえる媒体価値をもっているといえます。
これに対し、このような力のない個人サイト、中小サイトでは、広告を掲載してリンクを張ることの対価として、たとえば10円程度しかもらえない媒体価値なのだと考えられます。
そして、10円の媒体価値のウェブサイト同士が、お互いに相手に対し10円を支払う代わりに、いわば相殺しあう形で、お互いにリンクを張り合うことが相互リンクだともいえるのです。

よく、Yahoo!では、人の手によりサイト登録をすることが特徴で、googleは人の手に頼らずプログラムによる自動化で判断しているといわれます。
しかし、被リンクの評価に関連して、有料リンクにはnofollow属性をつけよとか、有料でリンクを販売しているサイトを報告せよとか、いわばユーザーという人の手を介して検索結果を修正しなければ、まっとうな検索結果を提供できないという状態になっているわけです。

いずれにせよ、検索エンジンは進化するものであり、関連のない相互リンクはしないことをお勧めしたいと思います。
相互リンクはしてはいけない?
ましてや、よく「相互リンク用のHTMLソースを用意しておこう」などといったSEOの「常識(?)」を目にしますが、まったく同じソースで大量にリンクを受けるような不自然なことは、やってはいけないと思います。

2008年01月16日

無料ブログの量産が無駄な理由

ウェブマーケティングの一環として、検索エンジン対策(SEO)を行うことが、インターネットビジネスでは一般的になっています。
そして、SEOを初めとする知識を紹介する書籍も多数出版されています。中には、既に出版されている書籍の内容をまとめ直しただけのようなものもあります。
オリジナルの内容を紹介するまともな書籍等で得られる知識には、有用なものももちろんありますが、それさえも、進化しつつある検索エンジンは「検索エンジン対策」対策をすることと考えられるので、既に有用性が薄れている「対策方法」も多く、その通りにやっていると無駄なことを時間をかけてやっているだけ、ということになる場合もあります。

どのような「対策方法」が有用であり、あるいは有用でないのか。これを判断するためには、インターネット、検索エンジン、コンテンツ作成、マーケティングなどの知識をつけて、実際のウェブページの内容と、検索結果とを検証して、仮説を立て、また検証することの繰り返しとなります。

さて、自分のウェブサイトを検索結果の上位に表示させるには、何が必要か。
その重要な要素の一つとして、他のサイトからのリンク(被リンク)を集める、ということが行われてきました。別の項で、相互リンクの害について記載しましたが(「相互リンクはしてはいけない?」)、現在でもその有用性は認められます。

無料ブログは検索エンジン対策として有効か?
ところで、被リンクを集めるのにお手軽な方法として、自分でメインのウェブサイト以外に、たくさんのサイトを量産する、という方法が考案され紹介されていることがあります。
そして、ウェブサイト作成の知識がなくても簡単にできる方法として、無料で開設し利用できるブログを作成して運営し、そのブログからメインのウェブサイトへのリンクを張るという事例が目立っています。
これは本当に有用なのでしょうか?

被リンクを集めるということだけが目的であれば、その目的は達成できるといえます。
そのブログが、独自ドメインで運営できるものかどうか、ページデザインを定義するテンプレートを自由にカスタマイズできるかどうか、広告が表示されるなどの制約がないかどうか、等によってもその有用性や効果は異なりますし、すべて検証できているわけでもなく、さらに検索エンジン側のアルゴリズムも変化していくものです。
ただ、量産される無料ブログの大半は、実際に有用性を発揮しているものは少なく、さらに逆効果なのにな、と思うものが多数あります。
特に、各検索エンジンがブログを排除するフィルターを導入する動きは、無差別大量に垂れ流されるコンテンツに検索結果を荒らされないようにするため、と考えられるからなおさらです。

知らないうちにスパムになる可能性
まず、簡単に開設できるということは、ページデザインを定義するテンプレートに制約がある場合が多いことがあげられます。
ブログのサイドバーなどのパーツに、自分のメインサイトへのリンクを張ったとして、書き込む個々の記事ページ、カテゴリー別ページ、月別ページなどのすべてに、同じリンクなどのパーツが配置されるとします。
過度な、不自然なハイパーリンクが、記事を書き込めば書き込むほど増殖することになります。
また、書き込んだ記事の内容が少なければ、ページ中のサイドバーのパーツなどの共通した部分の比率が多くなり、同じようなページを自動的に量産していることになってしまいます。

特に、自分のメインサイトへ閲覧者を誘導する目的が明らかであれば、閲覧者からは軽く見られてしまいます。
そのブログにリンクを張ってくれる人もめったになく、結果として自分が自作自演で作成したブログやサイトの中だけでリンクが不自然に増え、書き込めば書き込むほど増え、いわゆるリンクファーム状態になってしまいます。
独自ドメインでやったとしても、似たようなことになると思います。

ブランディングにマイナス
ブログの記事の内容や運営方針にもよりますが、自分のメインサイトへ閲覧者を誘導する目的が過度に見え隠れしていると、場合によっては過度な宣伝であるとの印象を与えたり、必死に書き込んでいる印象を与えてしまったりするおそれがあります。
極端なケースでは、いったい本業の仕事はいつしているのだろうと思えることさえあります。

また、ブログへのアクセスを増やすために、ブログのランキングサイトに登録している場合に見られることですが、書き込み中において、「クリックをお願いします」等と連呼しているものがあります。
過度な、必死な宣伝活動は、どのようなコンセプトで広告・マーケティングを行うかという戦略を欠いた、マイナスのブランディングを行っていることと同じです。

さらに、バナー広告や、成果報酬型の広告(アフィリエイトなど)を挿入しているブログでは、それが目的の個人ブログであればいいものの、営利企業のブログのブランディングには不要なものです。さらに弁理士、○○士のようないわゆる士業のブログであれば、やむを得ない場合はともかくとして、好ましいものではありません。
極端な例では、ライバルサイトの広告が表示されていることもありますし、お小遣い稼ぎを懸命にやっている士業にはあまり依頼したくはないのではないでしょうか。

メインサイトか、ブログか、その本末転倒
時には、とても有益な情報が掲載され、頻繁に更新され、訪問者も多く訪れるブログを見かけることもあります。そのような有益なブログでは、他のサイトで紹介されたり、他のサイトからのリンクを集めたりすることもあります。
しかし、それが間違いとまではいわないものの、そうした場合には、メインサイトとは別に運営する戦略の必然性や、メインサイトの内容との差別化が図られているでしょうか。

そのような有益なブログであっても、あくまでもメインサイトとは別のドメインの中に設置され、特に無料ブログサイトでは、大量に存在するブログの中の一つでしかありません。
無料ブログであっても、利用者ごとにサブドメインで設置できるから有効、といった情報がありますが、進化する検索エンジンはその効果を既に落としていると思います。

そして、メインサイトに集まれば効果的であったはずのコンテンツや、被リンクやアクセスを分散させていることになるのです。
同じようなコンテンツ、内容の少ないコンテンツが無差別大量攻撃のように量産されるようになった今、一つのサイトを育てていくことの重要性が、あらためて見直される時代に既になっていると思います。

※本稿では、現時点(2008年1月)における具体的な事例や、検証結果に基づいて記載しておりますが、常に傾向は変動するものです。
※「対策方法」についても示唆はしておりますが、結局はメインサイトの内容を充実させ、育てていくということに尽きると思います。


2008年01月14日

商標登録「出願」か「申請」か?

商標登録「出願」と、商標登録「申請」と、どちらが正しいかといえば、正しくは商標登録出願です。
法律用語としては「商標登録申請」というものはありません。

「出願」と「申請」とは、法律的に意味が異なります。

「出願」は、審査をして要件を満たす場合にだけ、認められる手続きをいいます。
「申請」は、所定の書式・手数料などの形式等が整っている限り、認められる手続きをいいます。
商標は、審査によって登録されるかされないかが決まるもので、「出願」でなければなりません。
これに対し、商標権は10年ごとに更新することができますが、書式を整え、手数料を納付すれば更新されるので、「更新登録申請」とされています。

ちなみに、「代行」と「代理」も、法律的にはまったく異なるものです。

「代行」は、あくまでも本人が行う手続きについて、書類の提出等の事実行為を、本人に代わって行うものです。手続きはあくまでも本人と相手方(特許庁)との間で進みます。
「代理」は、本人と同じ権限をもつ代理人が行うもので、たとえば特許庁に対し代理人が行った手続きや、特許庁からの通知を代理人が受領したということは、本人が行ったと同じ法律的意味・法律的効果を有するものです。

当事務所の業務は、商標登録出願の代理ということになります。

2008年01月09日

相互リンクはしてはいけない?

ウェブサイトの宣伝や、検索エンジンで上位に表示させるための対策として、ウェブサイト同士がリンクを張りあう、いわゆる「相互リンク」が行われています。
しかし、これはもはや古い方法ではないか?
私は、本当に関連のある必要なリンクを除けば、そのようなことをする必要はないし、手間隙かけてやればやるほど無駄なことになる場合も多い、と思っています。
ウェブサイトを作成し公開したら、あとはこれをうまく運営し、コンテンツを増やしていけばいいだけのことだと思います。

そもそも、それほどリンクを張る必然性があるものでしょうか?
当サイトでいえば、特許庁や日本弁理士会などのごく少数の関連サイト、当サイト運営者が運営する複数の主要ウェブサイト程度で、それ以外にリンクを張りたいとも思いませんし、職業柄、営利サイトなどに対し無差別・無制限に関連づけることは好ましいことではありません。

対応が遅れる検索エンジン
ウェブサイトを作成し公開したら、せっせとリンクを張り合い、電子掲示板その他に宣伝を書き込むといったことは、一昔前のウェブ関連書籍には書いてありました。
いまだにこうした手法が有効だと主張する向きもありますが、ブログ作成ソフトやRSS関連などの新たなツールが登場し、幾何級数的にウェブサイト(それも意味のないノイズのようなウェブサイト=ゴミサイト)が生まれている現在では意味のないことです。

もしもこうした手法に効果が認められるとしたら、幾何級数的にゴミサイトが誕生する状況に、検索エンジンが対応できていないことを意味します。
実際に、主要な検索エンジンであるYahoo!JAPANやGoogleでも、無差別かつ大量に相互リンクを行っているウェブサイトが、検索結果の上位に表示される事例はいまだにあります。
私の感覚では、仕事に関連する検索ワードでしか確認していませんが、特にGoogleにおいてこうした傾向があります。私の仕事に関連する検索ワードでの検索結果では、Yahoo!JAPANの方が現段階ではまともな結果が出るようになりました。
これは、Yahoo!JAPANが人手を介したカテゴリー登録を行っているほか、リンクされているウェブサイト同士の日本語解析に優れているからではないかと推測しています。
しかし、Googleやその他の検索エンジンも含め、不適切な検索結果は排除するように、常に急速に進化していくものです。

相互リンクがサイトを汚す
Googleのヘルプによれば、
http://www.google.com/support/webmasters/bin/answer.py?answer=35769
サイトの準備ができたら、「他の関連するサイトをリンクします。」としています。
しかし、無差別なリンクは関連するリンクではありません。

さらにGoogleのヘルプ中の「品質に関するガイドライン - 基本方針」によれば、
「サイトの順位や PageRank を上げるように設計されたリンク プログラムに参加しない。 特にウェブ スパマーや不正なウェブサイトへのリンクは行わないでください。これらのリンクにより、サイトのランクが下がることがあります。」
としています。
さらに、「リンクプログラム」については、次のように記載しています。
http://www.google.com/support/webmasters/bin/answer.py?answer=66356
「リンク交換プログラムに参加している一部のウェブマスターは、リンクの品質、ソース、他のサイトに与える長期的な影響を無視して、相互リンクだけを目的としたパートナー ページを作成しています。 これは Google のウェブマスター向けのガイドラインに対する違反となり、検索結果におけるサイトのランキングに悪影響を与える可能性があります。 リンク プログラムの例を以下に示します。
 PageRank の操作を意図したリンク
 ウェブ スパマーや不正なウェブ サイトへのリンク
 リンク交換および相互リンク プログラム (「お互いにリンクしましょう」といったプログラム)
 リンクの売買」

無差別な相互リンクによる悪影響

(1)ウェブサイトのテーマが汚れてしまう
無差別な相互リンクによって、何について書かれているウェブサイトなのか、そのテーマが汚れてしまいます。
ウェブサイトを制作している時は、たとえば「商標登録」についてのサイトを作ろうとして、テーマを絞って作成しているはずです。
ところが、関連しないサイトとの相互リンクをはじめたとたん、テーマがぼけていき、汚れていき、それを検索エンジンも察知してしまいます。
これを確かめるには。Googoleで検索した結果、表示されたサイトの情報の右下に「関連ページ」というリンクがあります。
これをクリックして、本当に関連のあるサイトばかりが出てくれば、大丈夫です。
ところが無差別に相互リンクをしていると、関連サイトとして、SEOとかアクセスアップとか、まるで自分のサイトに関連のないサイトばかりが出てきてしまいます。
実際の検索結果に悪影響が出てしまってから、張ってしまった無駄な相互リンクを後で削除することは、相手があることなので大変です。

(2)検索結果から排除されることも
相互リンクをたくさんすることは、一時的には効果があったり、検索エンジンも対応が不完全なため効果があったりしているとはいえます。
しかし、効果と同時に悪影響もあって、これらが相殺しあっていて、実際には大した効果がなく、手間隙かけて無駄なことをしていることになっていると思います。
しかも、これらの効果は減っていくことになります。検索エンジンが進化するからです。
私の仕事に関連する検索ワードでの検索結果でも、数千もの被リンクを集め、Yahoo!JAPANなどでどんどん検索結果順位を上げ、次いで表示されなくなり、消えていったサイトを見ることがあります。

(3)ブランディングにマイナス
相互リンクを無差別・大量にしているウェブサイトでは、「目立たないように」、リンク集を設けています。
そして、ウェブサイトの内容や業務内容とはまったく関連のないリンク先が、大量に書かれています。
SEO、アクセスアップ、お金儲け、お小遣い稼ぎ、キャッシング・・・等々のサイトへのリンクが並んでいては、イメージダウンが計り知れません。
ウェブサイトを見て、このようなサイトであったら、私の場合には取引をすることはないでしょう。

Googleのヘルプでも、
「他のサイトから自分のサイトへの関連するリンクを獲得する最善の方法は、インターネット コミュニティですぐに人気を得られるような、関連性の高い独自のコンテンツを作成することです。 役立つコンテンツの数が多いほど、だれかが自分のサイトのユーザーにとってそのコンテンツが有用であることに気づき、リンクを作成する可能性は大きくなります。 何かを決定する際は、まず「これはページのユーザーにとって有益だろうか?」と考えてください。」
としていますが、検索エンジンは、幾何級数的に増殖するゴミサイトには、対応が遅れているように思います。

関連して、
無料ブログの量産が無駄な理由
有料リンクは駄目で相互リンクはいいのか?
を別項で書きたいと思います。

「小島よしおの商標登録出願」取材を受けたこと

お笑い芸人・小島よしおさんのギャグで、流行語大賞にもノミネートされた「でもそんなの関係ねぇ~」が、所属するサンミュージックプロダクションによって商標登録出願されていたことについて、スポーツ報知の電話取材を受けました。
スポーツ報知(2007年11月27日)
小島よしお丸ごと商品化…所属事務所が商標出願

職業柄、こうしたマスコミ取材を受けることが時々あります。時間がないときには電話取材もありますが、記者と会って話をした方が誤解が生じにくく、細かいニュアンスまで伝わります。
基本的に、できあがった原稿を事前にチェックさせてもらうようにしていますが、取材者も法律に詳しいわけではないため、誤解や不正確な部分が生じやすいためです。
しかし、今回は時間の関係上できませんでした。

今回の出願は、グッズ商品化や、偽物商品の防止のためということで、出願された商標は下記の通りです。
2008011201.jpg

出願番号:商願2007-102725
出願日:平成19年(2007)10月2日
指定商品:
第14類:貴金属,キーホルダー,身飾品,時計,その他(省略)
第24類:布製身の回り品,布団,毛布,その他(省略)
第25類:ティーシャツ,洋服,セーター類,帽子,靴類,その他(省略)

記事の内容を読んで、細かいニュアンスの違いについて、下記の通りにコメントさせていただきたく思います。

【元の記事】
「弁理士の金原正道さん(金原商標登録事務所代表)によると『関係ねぇ~』が商標登録されるかどうかについて『今後調査されたうえでのことなので何ともいえない』とした上で、似たような登録などが考えにくいことから『通る可能性は高いかもしれません』とした。」
【コメント】
私は商標調査はしていないので、似たような登録がなければ通る可能性は高いかもしれないが、今後特許庁での審査がされた上で登録されるかどうか決まります。

【元の記事】
「過去には、パイレーツの『だっちゅーの』(1998年)、レイザーラモンHGさんの『フォーー!』(2005年)などのギャグが『新語・流行語大賞』の大賞やトップテンに選ばれているが、商標登録が出願された形跡はほとんどない。金原さんは『出願自体が珍しいと言えそうだ』としている。」
【コメント】
私は商標調査をしたわけではないので、流行語が出願されたかどうかはわかりません。
ただ、商標は商品名・サービス名・ブランド名として使用されるものだから、流行語というだけで商標登録出願をいちいちすることは少ないかもしれません。

【元の記事】
「『関係ねぇ~』の登録が認められた場合、小島さん以外の人はギャグとして使用できなくなるのだろうか。『今回出願された区分(分野)を侵すものではない』(金原さん)ためまったく大丈夫だという。」
【コメント】
今回の出願は、第14類のアクセサリーや第24類の布製品、第25類の服などについての商標で、登録されればこれらの商品について、出願された商標は独占的に使用することができます。
第41類の演芸関係の出願ではないし、仮に演芸の区分で登録されても演芸サービスの名称として独占できるだけで、ギャグとしての使用の独占を認めるものではありません。
したがって、商標権で使用を独占することはできません。
ただし、ギャグのシナリオには著作権があるから、そっくり真似をすると問題になる可能性がありますし、振付に著作権が生じることもありえます。
真似のしかたによっては「まったく大丈夫」とは保証できないものの、商標権の問題ではありません。

こうした細かい内容までを電話取材で伝えることは難しく、やはり原則として記事が出るまでにチェックさせてもらう等、取材の受け方については反省点があります。

2008年01月06日

商標登録料、値下げに

商標登録料、値下げになることが、まもなく決定となりそうです。

特許料12%下げ、商標は43%軽減・特許庁決定、中小を支援
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080106AT3S0500N05012008.html(NIKKEI NET)

商標登録の手続について特許庁に納付する特許印紙代(実費)が、4割程度安くなるという報道がされております。
出願時、登録時、更新登録時の特許印紙代を安くするということで、従来1区分の場合に21,000円だった出願時費用が12,000円に、66,000円だった登録時費用が37,600円に、151,000円だった更新時費用が48,500円にというものです。料金が半端な数字である点は気になります。
法律改正が必要となりますので、2008年6月からの実施が予定されております。

詳細につきましては、当サイトにおきましても追ってお知らせ申し上げます。

謹賀新年

商標登録.jpの弁理士の金原です。本年もよろしくお願い申し上げます。

当サイトは2006年に開設以来、商標登録専門のウェブサイトとして、数多くの皆様方にご利用いただいております。
運営者である金原商標登録事務所は、2000年5月の開業以来、まもなく8周年を迎えます。
商標登録を主たる専門業務として、ブランド、デザイン、コンテンツビジネスに特化した弁理士事務所運営を行っております。

インターネットを利用したご相談・お問い合わせや、無料相談も行っております。
本年は、時間のあいているときには、曜日や時間帯などを設定して無料相談会(予約制)なども行いたいと考えております。

本年も当サイトをよろしくお願い申し上げます。

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